2022-07

真珠の核入れ「2ケ入れ方法」復活!!

こんにちは、若狭パールMamiya(有)間宮真珠養殖場
店長の森下です。
そして、間宮真珠は私の実家にあたります。
幼い頃から両親の真珠作りの姿を見て
真珠を身近に感じ、どっぷりつかって今に至ってます。

私共の大切に育てた
生命の源がいっぱい
詰まった真珠をとおして

心の癒しや
気持ちの高揚感
「ワクワク」を
お届けしたいと思っております。

そんな真珠大好きな森下が
感じている事
している事のお話しをお届けします。
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5月下旬から始まった核入れは7月で終わりました。

丁度コロナ禍が始まった3年前から
海の中でも異変がおこり

特に「あこや貝の稚貝(赤ちゃんの貝)」の大量死ほぼ全滅状態
当然「大人のあこや貝」にも被害が出て
日本の「あこや真珠」は激減状態になりました。

この稚貝(赤ちゃんの貝)を最低2年~3年順調に育てて
「真珠の核入れ」が出来る状態になるのです。

今も、その影響が尾を引いて3年前から「あこや貝」不足に陥っています

なので、
こういう事情(貝が手に入らない)で
真珠養殖を辞めてしまったりと
日本の「あこや真珠」は減ってきてます。

そして「あこや貝」不足は
真珠の大きさも関係があります

貝の大きさで入れる真珠のサイズを決め
大きな貝が出来にくくなっていている昨今では
以前のように8㎜・9㎜の真珠が出来にくい時代になりました

↓此方は2年貝の小さな貝に「核入れ(施術)」です
4㎜・5㎜の真珠になります

6㎜以下の小さな真珠を作る場合は1つの貝に2ケの核を入れる
「2ケ入れ」方法でします
約40年近くの昔の方法復活です


↑核入れ(施術)とは手術です
神経を使う繊細な作業です。
↓向かって左から
・貝の口を開き固定する開口器
・丸い核を吸盤にて掴む挿入器
・施術に必要なメス
等々の道具を駆使していきます


先ほども言いましたが
昨年から8㎜以上の大珠は減って
7㎜・6㎜・5㎜・4㎜の中珠~小珠の真珠になってきてます

これから真珠の取り出しまで綺麗な真珠が出来るように
元気いっぱい真珠を巻いてくれる様に育てるのに専念です

若狭パール筏と若狭富士の風景

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