店長ブログ
真珠のネックレスのリフォーム事例 その1
こんにちは、若狭パールの森下です。
今回は、真珠ネックレスのリフォームのお話です。
フォーマルネックレスを伸ばして欲しいという依頼の場合
まず、真珠の個数をお互いに確認します。
何粒足し珠が必要か着けてみて真珠の個数を決めます。
足し珠の場合は色目を合わさないといけないのでお預かりします
日数は2~3日で出来ます。(よっぽどややこしく無ければ)
今までの事例では
3~4粒(3cm~4cm)足すケースが多いです。
ただ、当社のネックレスでも数十年前のだと合う真珠を探すのが大変な場合が多々あります
何とか合う感じに真珠を探しますけど
他社の場合ですと、もっと大変でまれに合う真珠が無いときも有ります。
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↓ お客様持ち込みのネックレス(42cm)
↓ 合いそうな筋の真珠を出し
↓ この時は5粒の足し珠の要望
ネックレスのバランスを考えて、入れ込んでいきます。
真珠は、それぞれに顔がある為、これかなと思っても違和感をかじる場合が
その場合は違和感が無くなるまで、あっちこっちと真珠を探します。
制作する時もそうですが
「しっくりくる」 とか 「しっくりこない、違和感を感じる」 の ちょっとした感覚が大事です。
真珠どうしの相性 そして 金具の相性 とかがすべてにピタっときて
あつ!いいね という感覚
真珠を作っている者にとっては、ここは大事にしている所です。
↓ 次の事例は、120cmのロングネックレスを2本に分けたいという要望
同じ長さではなく着けて綺麗な段差になる様に調整してほしいとの事で仕上げたネックレス
予想では3粒の差でOKだとは思うけど
いきなり完成させずに
最初は仮止め調子を見て確認し仕上げます。
綺麗な段差のネックレスの出来上がりです。
次の事例は、長さが調節に出来る留め金具の交換
それに伴いネックレスを長く(足し珠3粒)する要望
こちらの留め金はマグネット式のお洒落なデザイン
留め金を前にしたり、お洋服に合わせて短くしたり長くしたりと自由自在に出来ます。
金具を交換するだけで使い道が広がり、着ける回数が増えると人気の留め金です。
留め金の交換だけなら30分位でその場でお渡しできます。